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世界三大紅茶に数えられるダージリン紅茶を始めとして、一部のアッサム紅茶、ネパール紅茶などは、日本の緑茶の様に、気候・気温・雨量など季節によって独特の特徴が現れます。
特にダージリン紅茶は、紅茶が作られる季節によって日本の緑茶の1番茶、2番茶のように、ファーストフラッシュ・セカンドフラッシュ・オータムナルなどと呼ばれて市場に出回ります。
ファーストフラッシュは近年需要が大きく伸びています。この背景には、ヨーロッパ大陸で現在トップの紅茶消費国であるドイツで、ファーストフラッシュの青臭い香味が好まれることがあります。このドイツ人の嗜好は、冬場に収入のない紅茶生産業者にとっては好都合で、以前よりは早い3〜4月に収穫された紅茶がファーストフラッシュとしていっそう出回るようになりました。
セカンドフラッシュが始まる直前のごく短期間に取れる良質の紅茶はビトウィーン(in between)と呼ばれます。
通常は5〜6月に収穫したものがセカンドフラッシュとして香気も水色にも優れ、クオリティーシーズンとされます。
オータムナルシーズンが始まる前のモンスーン気候の季節に収穫される紅茶を「モンスーン」として格付けし、少量が市場に出回ります。
11月からシーズン終わりまでの乾期の短期間に少量収穫される紅茶は良質の紅茶であり、オータムナル紅茶として珍重されます。
しかしそれらの全てが素晴らしいというわけではなく、ダージリン紅茶だけでも90あまりの茶園から生産され、その内ほんの数%だけが価格に見合った品質の紅茶といえるのです。
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